DHA・EPAサプリは、医師から薬を処方されている場合、薬によっては一緒に飲めないことがあります。
DHA・EPAサプリは日々の健康を維持するため、食事だけでは足りない栄養を補う為に飲むものです。しかし、慢性の持病などがあり病院に通院されている方は、医師の処方でお薬を飲んでいる事も多いです。
飲んでしまうと副作用が起こったりするかもしれない医薬品とはどのようなものでしょうか。
ＤＨＡサプリは循環器系の医薬品との服用は避けた方が良い
医薬品のお薬の中には、できればDHA・EPAサプリと一緒に飲まない方が良いお薬もあります。
どんなお薬かというと、一つは血圧系のお薬です。血圧系のお薬の中には、高い血圧を下げる作用があるお薬があります。血圧を下げる薬は、血液の循環を良くするために使われるもので、血液凝固を抑制する目的などで使われます。ワーファリン（ワルファリン）など。
DHA・EPAは、飲むとコレステロール値を下げたり、血流を良くしたりします。血圧も薬で下がっていてDHA・EPAサプリを飲む事で血圧が下がり過ぎてしまうことがあるのです。
心筋梗塞や脳溢血を防ぐお薬の中には、血栓予防の薬が入っている事があります。血栓予防とは、ドロドロの血液をサラサラに変えるもので、血小板が固まるのを抑制するものです。このお薬を飲んでいるのにDHA・EPAサプリを飲む事でさらに血流がサラサラになりちょっとの傷で血が止まらないという事もあります。
血圧が下がってしまうと全身に悪寒や発汗、動悸、めまい、頭痛やしびれなどの症状が起こります。ひどいと古傷から出血したり、鼻血が止まらないなどの症状に発展することもあるので注意が必要。もし、DHA・EPAサプリを飲んでこのような症状が出てしまった場合、直ちに服用を止めた方が良いです。
また、抗うつ剤を飲んでいる人は、DHA・EPAサプリを飲まない方が良いと言われる事もあります。これ以外にも、常時お薬を服用しているなら、かかりつけ医にＤＨＡサプリを飲んでもいいか確かめてみるべきなのです。
ＤＨＡサプリを飲んで副作用等が出てからでは遅いですので、きちんと確認しておいた方が無難です。
元々、ＤＨＡは魚の脂ですからそんなに心配する必要はないのです。しかし、お薬の効果を低くしてしまう事もあるので注意して下さい。
風邪薬など一般薬は必要以上に心配はない
DHA・EPAの原料は魚の脂です。魚を食べれば自然にDHA・EPAを摂取することがありますが、風邪薬や下痢薬を飲んで魚を食べても特段何か悪くなったという事は皆さん無いと思います。
DHA・EPAサプリも同じで、解熱剤や頭痛薬、風の薬、胃薬などと飲んでも副作用が出たり体調が悪くなったという口コミも見当たりません。基本的には食事で足りない魚の栄養素を補うのがサプリの目的なので、家にある置き薬とＤＨＡサプリとの飲み合わせは必要以上に心配になることは無いといえます。
ただし飲み合わせに関しては、体調や飲む薬の組み合わせでも変わります。薬を飲むときは必ず経過を観察して、体に異常があれば飲み合わせを疑ったり、早期に医師に相談する準備をしておくべきです。
薬とずらして飲めば大丈夫？
せっかく高いおカネを出してDHA・EPAサプリを購入するのですから、ＤＨＡの効果を最大限に出したいものです。そんな場合は、できればお薬の服用の時は念の為ＤＨＡサプリを飲む時間をずらす等の対策をとると良いです。DHA・EPAサプリは、お薬とは違うので飲む時間などは決まっていません。
できれば、食後が良いという人もいますが、何かのお薬を飲まれるなら何時間かずらして飲まれてください。他のサプリメントも同じで、ＤＨＡと他の成分のサプリメントを一緒に飲んで効果が激減する事もあるのです。
例えば、夕食後風邪薬を飲んだら、寝る前や朝起きてからＤＨＡサプリを飲めばいいのです。医薬品を飲む時もそうですが、ジュースやアルコール、お茶などでＤＨＡサプリを飲まない様にして下さい。
せっかくの成分の働きが弱くなる場合もありますので気を付けて下さい。どうしてもお薬とＤＨＡサプリの飲み合わせが心配な場合、医師や薬剤師に相談されてください。
