DHA課長
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DHAがしっかり吸収されるには、腸内環境を整えるのも大切です。

中性脂肪やコレステロールが気になって、DHA・EPAを意識して摂るようになった人も多いと思いますが、せっかく摂ったDHAが活用されなければもったいないですよね。

DHAを効果的に活用するには、体内にしっかり吸収されることが大前提です。栄養素は胃ではなく腸から吸収されるので、腸内細菌のバランスを良くして腸内環境を整えることも意識すべきこと。

摂ったDHAがそのまま排泄されてしまうなんてことにならないように、腸内細菌をコントロールしてDHAを効率よく活用していきましょう。

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効率よくDHAを摂るために腸内細菌を意識する

DHAを含め、人体に必要な栄養素を消化・吸収しているのは小腸です。胃で食べ物の消化・吸収がされていると思っている人も多いと思いますが、胃では消化・吸収するための準備が行われている状態で、脂質をはじめ栄養素の消化は行われません。

「健康のため」とDHAを意識的に摂るようにしても、腸内環境が悪いとせっかくのDHAも体内に効率よく吸収されず、思ったような効果が得られなくなってしまいます。

食物から摂る栄養素は、そのままではサイズが大き過ぎて腸から吸収されにくいので、一度分解する必要があります。その分解に関わっているのが腸内細菌です。

腸内細菌は消化酵素と協力して、ブドウ糖やアミノ酸といった体内に吸収できる分子量になるまで有効成分を分解する働きがあります。

分解された栄養素が小腸の絨毛から吸収され、毛細血管から門脈を通って肝臓で必要な形に再合成されて、体内の必要な場所に届けられます。

そのため、腸内細菌がうまく働かないと、せっかく摂ったDHAも体内に吸収されることなく、そのまま排泄されてしまうことになり兼ねません。

DHAを摂ることも大事ですが、DHAを活用するためには腸内環境を整えることも同じくらい大切なのです。

腸内細菌はバランスが大事

腸内細菌は「善玉菌」・「悪玉菌」・「日和見菌」の3種類に大きく分けられます。

「善玉菌」は乳酸菌で知られている様に、人体に良い働きをもたらしてくれる腸内細菌です。

「悪玉菌」は大腸菌でお馴染みの、人体に悪い働きをする腸内細菌。

「日和見菌」は、善玉菌と悪玉菌の優勢な方に加担する腸内細菌です。

この腸内細菌のバランスは、生活環境などにも左右されるので人それぞれ違いますが、善玉菌が悪玉菌を抑える形で保たれています。

善玉菌が極端に少なかったり、悪玉菌が増え過ぎたりすると腸内環境が乱れ、消化・吸収の働きにも影響します。

DHAを効率よく摂るには、腸内細菌のバランスを整え、腸内環境を整えておかなければなりません。そこで意識してもらいたいのが腸内フローラです。

腸内フローラを整え効率よくDHAを吸収する

腸内細菌は、それぞれのグループで寄り集まって生息していて、この様相がお花畑に似ていることからフローラと呼ばれています。

それぞれの腸内フローラは、自分たちの生息域を広げようと日々せめぎ合っています。腸内環境としては、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の腸内フローラが2:1:7のバランスになることが理想とされているので、善玉菌の腸内フローラを2割以下にしないようにすると、DHAも効率よく吸収されることになります。

腸内フローラのバランスを乱す要因は、食事だけではありません。ストレス・疲労・睡眠不足・加齢なども関わっています。

ストレスや疲労を溜め込まない、睡眠をしっかり取るなど、生活習慣を見直すことでも腸内フローラを改善することができます。このような生活習慣の改善は、DHAを必要とする根本的な問題の改善にもつながるので、積極的に見直すようにしていきましょう。

善玉菌自体を増やすためには、ヨーグルトなどで善玉菌の代表格である乳酸菌を多く摂るようにしてください。

それと共に、乳酸菌が住みやすい腸内環境にすることも大事です。善玉菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖などもしっかり摂る必要があります。

逆に、肉など高タンパク高脂質なものは悪玉菌が好むので、摂りすぎないようにすることも大切です。脂っこいものやファーストフードなどが体に悪いというのはこうした理由もあるのですね。

せっかく意識的に摂ったDHAを無駄なく吸収して活用されるように、腸内環境も整えておくようにしてくださいね。


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