DHA課長
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DHA or Docosahexaenoic acid on black block

DHAの事を調べていたら、肝臓の健康のために摂ったほうがいいという情報を得たので、詳しく調べてみました。

肝臓は沈黙の臓器。エネルギー物質の貯蔵庫の働きや有害物質の解毒など、人間の体を守る非常に大切な働きをする臓器です。

そのため、ちょっとやそっとじゃ悲鳴を上げず、働き続ける臓器です。多少の不具合を、お構いなしに働いてくれるなんて素晴らしい!なんて考えてはいけません。裏を返せば、気付かぬうちに不具合が進行し、気付いた時には手遅れという可能性もあるわけです。

会社勤めの人は毎年の健康診断の結果から気付く人も多いですが、主婦や自営業の人などは特に注意が必要です。仕事に忙しく追われて健康診断をおろそかにしていると、知らない間に病気を発祥していることもあるのです。

DHAは脂肪肝の原因になる中性脂肪を減らしたり、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きに期待でき、肝機能障害の予防や改善に役立ちます。肝臓の病気は、脂肪肝から始まると言っても過言ではありません。肝臓に脂肪が溜まり、肝機能障害を初め、生活習慣病などの原因にもなります。

DHAの働きや肝臓との関わりなどを見ていきましょう。

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DHAが肝臓病や肝臓がんの予防・改善に役立つって本当?

一口に肝臓病と言っても様々あり、B型肝炎やC型肝炎といったウイルス性の肝臓の病気にはDHAは効果的ではありません。独自の治療や予防が必要です。

DHAで予防や改善が期待できるのは、食生活や嗜好品などの生活習慣に起因するものです。例えば、肝硬変や肝癌の原因に、脂肪肝が挙げられます。

脂肪肝と聞くと、お酒の飲み過ぎを思い浮かべる人が多いと思いますが、食べ過ぎや運動不足、過剰なダイエットなどにも起因する病気です。

脂肪肝は、中性脂肪が肝臓に過剰に蓄積される病気なので、最善の予防・改善策は、中性脂肪を溜め込まない生活習慣を身につけることになります。そして、中性脂肪代謝の手助けをしてくれるのがDHAなどのオメガ3系脂肪酸です。

DHAは肝臓での中性脂肪の合成を抑制したり、中性脂肪の代謝を促進することで、余分な中性脂肪を溜め込まないようにしていきます。肝臓に蓄積される中性脂肪は、あくまでも余剰なものを予備として溜め込むので、体内に取り込んだ分を消費してしまえば、脂肪肝は防げるということ。

従ってDHAの効果が、脂肪肝から発展する肝臓病や肝臓がんの抑制に一定の役割を果たすと言えます。

中性脂肪が肝機能を弱らせる

中性脂肪を悪者と考えている人も多いようですが、生命維持に大切な働きがあります。中性脂肪はエネルギーの源ですから、中性脂肪がないと身体の生命維持活動が行われなくなります。

ただ、肝臓は過剰な中性脂肪を溜め込む性質があります。この性質も緊急事態に備えた体の仕組みで、食事などからエネルギーが摂れなくなった時に肝臓に蓄えられた中性脂肪を放出し、生命維持を行えるようにするためです。

そのため肝臓が正常な状態でも、3~5%程度の中性脂肪が備蓄されています。

残念なことに肝臓は中性脂肪の備蓄を抑制する機能がありません。緊急事態に備えて、できるだけ多くの中性脂肪を溜め込もうとしてしまいます。

中性脂肪の摂取量が多過ぎる、もしくは消費が少な過ぎると肝臓にどんどん溜め込んでしまうので、脂肪肝の状態になり肝機能の低下を招きます。

肝機能が低下しても、肝臓は与えられた働きを全うしようとさらに頑張って働きます。これが長年繰り返されるうちに、肝臓自体が疲弊して肝硬変や肝がんになってしまったり、肝機能の低下から生活習慣病を引き起こしてしまうことになります。

効率的に肝機能を改善するために摂りたいDHAを含む食事

お刺身

効率よく肝機能の改善を目指すなら、まずは食習慣を見直す必要があります。普段の食事に気を付けることで予防や改善が期待できます。

中性脂肪を減らす働きのあるDHAは多く摂りたい成分です。青魚に多く含まれ、毎日とは言いませんが週に数回意識して摂るようにしてください。お酒を飲む人でも、お刺身をつまみにするなど少し取り入れるだけでも違いますし、DHAは青魚の頭の部分にに多く含まれますので、尾頭付きを購入してスープにすると余すことなく食べられます。

DHAを摂る際に気をつけなければいけないのは鮮度です。

DHAは非常に酸化に弱い成分なので、干物などの保存食は手に入れやすいですが、天日にさらしているのですでに酸化してしまっています。有効成分も損なわれていますし、酸化したものを摂ると活性酸素も増えてしまうのでおすすめできません。できれば新鮮なものを刺身など生で食べるようにすると、効率よくDHAを補給することができます。

魚が苦手という人や、日常的な食生活に取り入れにくい場合は、サプリメントを併用するのも1つの手段です。

「肝心要」という言葉があるように、肝臓と心臓は非常に大切な臓器です。しっかり肝臓の悲鳴に耳を傾け、いたわってあげるようにしましょうね。


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