さえざえ=冴え冴え=「はっきりしている」というネーミング通り、脳の冴えをサポートするDHCの「さえざえ」を購入して検証していきます。
DHCって本当に色々なサプリメントを販売していますよね。DHCはDHA・EPAを配合したサプリも販売していますが、それとは種類が異なっています。
脳の働きをサポートするには、2つの重要なポイントがあります。それが、よどみない血流と脳に届く栄養素。
脳は生命維持に大切な働きをするため、不純物が間違って取り込まれないように、血液脳関門というバリア機能があり、これを通過できる栄養素だけが脳に届きます。そして、血流が悪いと必要な栄養素を脳に届けられなくなってしまいます。
DHCの「さえざえ」は、6つの成分が複合的に働いて、脳の冴えをサポートしてくれるサプリメントです。まずは「さえざえ」の全成分や有効成分の配合量を確認していきます。
目次
DHC「さえざえ」の全成分をチェックして評価
脳に届く栄養素のDHAと血液の流れを良くするEPAは、相乗効果で脳の冴えをサポートしてくれる成分としても知られていますが、他の成分はどのような働きがあるのかを見ていきます。
原材料をチェックすると、DHAサプリメントでは聞き慣れない成分も多くあるので、それぞれ確認していきます。
卵黄油とホスファチジルセリン含有大豆レシチン抽出物
「さえざえ」の原材料になっている卵黄油には、レシチンという脳や神経組織に多く存在するリン脂質が含まれています。レシチンは体内に無数にある細胞の膜を形成する主要成分で、脳内では神経伝達物質のアセチルコリンの材料にもなっています。
脳のアセチルコリン濃度が、記憶保持や脳機能向上などに関与するため、レシチンは必要不可欠な栄養素と言えます。
レシチンを多く含む食材として卵と大豆が挙げられ、それぞれの働きはほとんど同じですが、特性から目的用途が分けられます。
卵黄レシチンは神経系に働きかけるホスファチジルコリンが多く含まれ、脳機能改善を目的として利用されることが多く、大豆レシチンは血液中に長くとどまり、血流改善を目的に利用されることが多くなっています。
大豆レシチンの中から抽出された、ホスファチジルセリンも「さえざえ」に配合されています。ホスファチジルセリンは、脳のリン脂質で最も多い成分で、脳内の神経伝達に重要な働きを担っています。神経伝達物質の生成を促し、分泌量が増えることでスムーズな情報伝達が行われるようになります。
このように、レシチンやホスファチジルセリンは、脳の情報伝達に欠かせず脳に届く成分なので、「さえざえ」に配合されているのもうなずけます。
スムーズな流れを生むイチョウ葉エキス末
イチョウ葉エキス末には、フラボノイドとギンコライドという抗酸化作用の強い成分が含まれています。特にギンコライドはイチョウ葉特有の成分で、血小板凝集作用を抑制して血栓を予防したり、脳細胞を活性酸素から守る働きが期待できます。
フラボノイドも血管の構成成分であるコラーゲンやエラスチンを活性酸素から守り、血管の酸化を抑制して、動脈硬化の予防・改善が見込めます。そして、血管がしなやかになることで血流も改善し、代謝機能の活性効果にも期待できます。
過剰な活性酸素は健康にも美容にも大敵となりますし、現代の生活習慣や生活環境は、活性酸素を溜め込みやすくなっているので、ビタミンCやビタミンEに代表される抗酸化物質は定期的に摂る必要があります。
「さえざえ」に配合されているイチョウ葉エキスは、粉末化されてから配合されているので、有効成分が凝縮されているのも特徴ですね。
神経伝達物質としての役割を持つギャバ
ギャバはアミノ酸の一つで、脳で神経伝達物質として働く作用のある栄養素です。抗ストレス作用があり、リラックスを司る副交感神経を活性化する働きがあります。
ストレスは活性酸素を増加させたり、自律神経を乱したりして、体内バランスを乱していく大きな原因になります。代謝機能への影響も大きいので、ストレスの解消は脳にも体にも好影響をもたらします。
また、動脈硬化の原因になる中性脂肪やコレステロールの増加を抑制したり、塩分排出を促し血圧を下げる作用もあり、血液の廻りを良くする効果にも期待できます。ギャバの血圧降下作用に関しては、トクホの認定を受けているほどです。
「さえざえ」でギャバは1日10㎎摂取することができます。効果的に働かせるには日々30mgくらい摂る必要があります。
ただ、ギャバは日常的な食事でも摂ることができるので、プラスアルファの補給としては10㎎くらいでも、しっかり役立つ配合量です。
発芽玄米は白米の10倍程度のギャバを摂れますし、味噌・醤油・なす・かぼちゃなどにも多く含まれているので、意識的に摂るようにするといいですね。
その他のさえざえに含まれる成分の役割は?
ここまでに挙げた成分は、冴えをサポートする成分ですが、「さえざえ」には他にもいくつかの成分が、調整剤やカプセルの材料として配合されています。
- オリーブ油…調整剤として配合されていますが、オリーブオイル自体にも悪玉コレステロールを抑制して善玉コレステロールを増やしたり、抗酸化作用があったりと、血液循環をサポートする働きがあります。
- ミツロウ…主に成分安定剤として配合されたり、カプセルのつや出しなどに用いられます。
- グリセリン脂肪酸エステル…乳化剤として配合されます。「さえざえ」のように、多くの成分が配合されている時には広く使われる成分です。
- ゼラチン・グリセリン…カプセルの成分です。
DHCの「さえざえ」は、冴えをサポートする有効成分が6つ配合されているので、どうしても成分を安定させたり混ぜ合わせたりといった成分は必要になってしまいます。
ただ、余計な香料や着色料などの類は使われていないので、好感の持てる成分配合になっています。
DHC「さえざえ」を飲んで味や臭いを検証
DHCの「さえざえ」には多くの成分が配合されていますし、香料なども使われていないので、味や臭いなども気になるところです。実際に購入したので飲んで検証していきます。
袋を開けて鼻を近づけても臭いはしません。2粒取り出しても全く臭いはありません。
1粒は大豆程の大きさで、チョコレート色をしています。イチョウ葉エキス配合のサプリメントは、総じてこんな色をしてますが、DHCの「さえざえ」は色が濃く、着色料かと思えるほどです。光にかざすと一部透けて見えるので、やはり中身の色がこの色をしています。
DHCサプリメントの特徴である、「DHC」のプリントもカプセルにしっかり入っています。口に入れても味はありません。少し柔らかめのカプセルです。臭いや味もないので、魚が苦手な人でも問題なく飲めるので助かります。臭いが逆流してくることもないですね。
DHC「さえざえ」の最安値とどこで買うのがお徳か
DHC「さえざえ」の価格を踏まえ、購入すべき商品か総合評価をしていきます。
私はAmazonで「さえざえ」を税・送料込みで1,920円で購入しました。
良く確認してみると、本体の定価は1,440円です。DHCの公式オンラインショップでも、「さえざえ」単体で購入すると送料がかかるので、どのネットショップでもおおよそ同じくらいの値段で販売されています(2016年3月現在)。
DHCのサプリメントは、ドラッグストアやコンビニなどでも頻繁に見かけるので、出かけるついでに覗いてみたり、ネットショップなら他のものと一緒に購入すると、送料がかからずに済むので割安で購入できますね。
DHC「さえざえ」の総合評価
DHCの「さえざえ」は、もともとDHAサプリメントとは一線を画した商品ですが、目的を間違えなければ評価できるサプリメントと判断します。
DHAやEPAの商品との違いは、やはり脳に届く成分、しかも神経伝達に関わる成分がしっかり配合されているところです。DHAにも同様の効果が見込まれますが、脳は繊細な作りをしているので、単一な成分だけで改善に期待するのではなく、多角的に複合的な成分を摂る方が相乗効果に期待できます。
DHCの「さえざえ」は、脳の働きをサポートするために、血液循環の改善に効果的な成分と、脳に届く栄養素がバランス良く配合されています。DHAサプリとしてみた場合には、DHAそのものと言うよりも「日々の忘れやすさとか・最近んうっかりすることが増えたな」という人に向いているサプリです。
サプリメントを安く提供してくれるDHCの商品なので、価格的にも高いということもなく、物忘れやうっかりが気になっている人のサポートサプリとして、いい商品だと評価しています。